Discover福島中央テレビ米価は依然高止まりも 需要鈍く…倉庫に大量の新米・福島
米価は依然高止まりも 需要鈍く…倉庫に大量の新米・福島

米価は依然高止まりも 需要鈍く…倉庫に大量の新米・福島

Update: 2025-12-18
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「米価は依然高止まりも 需要鈍く。倉庫に大量の新米・福島」 新米を中心に価格はゆっくり下がっているようですが、依然として高止まりが続いています。 そのコメが販売店で大量に余る事態が起きているといいます。 福島市にあるコメの販売店「大文字屋米穀店」です。 こちらでは毎年10月から12月に50トン近くの新米を仕入れて、販売をしていますが、2025年は例年よりも2から3割ほど販売量が減っているといいます。  大文字屋米穀店 齋藤代表 「増産に舵を切ったこともあって、収穫量は非常にいいが、価格が高騰しているので(販売の)動きは悪い」 農林水産省によりますと、2025年に収穫した主食用米は2024年より67万トンほど多い、746万トンあまりで、2017年以降で最大の収穫量となる見込みです。 ただ、12月7日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キロあたり4321円で、3週ぶりに下落しましたが、14週連続で4000円台と高止まりが続いています。 そのため、新米の需要は出足が鈍いといいます。  大文字屋米穀店 齋藤代表 「2024年は米不足もあって在庫は後ろの列だけで、それもスカスカの時が多かったが、今は量揃ってる感じ」 倉庫に大量に残るのは、この秋収穫された「新米」。 出荷が滞っているため今は卸売業者からの新米の仕入れを止めているそうです。  大文字屋米穀店 齋藤代表 「価格の要望にはなるべく応えられるよう頑張っているが、仕入れ価格が高いから、損して出せない部分もあるので、ジレンマはある」 売れずに在庫を多く抱えるということは、その分、店の経営を苦しめることになります。 こちらの店では、少しでも販売価格が安くなるよう店の利益分として上乗せする価格を抑えて出荷しているといいます。  大文字屋米穀店 齋藤代表 「今の価格では動きが悪いのはわかかっているので下がってくるのも一つ選択肢」 コメの在庫量が増えたことで、2026年の春ごろには店頭での価格も落ち着くとの見方もありますが、消費者にとってもコメの産業を支える人たちにとっても先行きの不透明な状況が続きそうです。
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